中学の時の話。
部活でグラウンドに居た。
第二グラウンドと呼ばれていたところで、第一グラウンドの4分の1くらいの広さ。
三方向を四階建ての校舎、一方向を金網のフェンスで囲われていた。
その日は数名で校舎の壁に向かって、テニスの壁打ち練習をしていた。
すると突如、5センチ程度の白い発光体が飛んできた。
それはそこそこの速度で隅に置いてあったバスケットゴールにぶつかり、ブロック崩しのボールのような動きで跳ね返る。
そのまま校舎にぶつかり、高く舞い上がり彼方へと消えていった。
そこそこの大きさと速さだったにも関わらず、全く重量感のない動きでぶつかった音も全くしない。
大人になった今でも、あのような動きで空を飛ぶ物体を知らない。