実家の猫が、亡くなった。
20年近く生きたので大往生であろう。
しばし、悲しみに暮れる日々を過ごした母がふとスマホを見ると、撮った覚えのないありし日の愛猫の写真が入っている。
いや、正確には確かに撮った写真なのかもしれないが、が15年以上前の「まだスマホを使用してないころの古い写真」であった。
それがなぜ紛れ込んだのかはわからないが、さらに不可解なことに
撮影年が「362万6181年」とある。
今後何枚写真を撮っても、常にその写真が一番初めに出てくるのだ。
ずっと覚えていてねと言う、愛猫の執念を感じた。