オチのない怪談ブログ

自分が体験した、あるいは誰かから聞いたオチのない怪談を蒐集するブログ

久々に田舎の実家に帰った。

夜中、コンビニにでも行こうと外に出ると頼りない街灯がポツポツあるだけでほとんど暗闇に近い。

田舎の夜はこんなに暗かったものかと感心しながら、道を急ぐ。

 

帰ってくると、隣の一軒家の窓から老婆が外を見ていた。

部屋は真っ暗で光源が全くない。

しかし、老婆はハッキリと見える。

まるで窓枠がディスプレイになっていて、そこに老婆が映っているかのようだ。

 

よく考えたらおかしいのだがその時は何故か「誰かが真っ暗の部屋でテレビを観てて、ちょうど老婆が大写しになってるシーンなんだな」と納得して家に入った。

 

 

 

 

翌朝、散歩のために外に出る。

 

隣の家は廃屋だった。